風が強く吹いている13話 感想
風が強く吹いている13話
『そして走り出す』
の感想です。
内容は
カケルの過去
と
チームによる受容
ですね。
これに対する感想は
現代的な思想が出ているなぁと
思いました。
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まず は
カケルの過去の告白ですが
なかなかすごい高校時代でしたね
運動部の強豪校に
あんな感じの
無意味な根性論で選手を故障に追い込む先生って
まだいるんでしょうか
キリオのイメージだと
強い学校程、効率と選手生命の延長を
大事にしているものだと思っていましたが
そうじゃないところも未だにあるのかもしれませんね
(現実は小説よりも奇なり)
***
そのカケルですが
高校時代ではストレスが溜まっていたみたいですね
カケル自身は優秀で
怒られたり叱られることは
ほとんどなく
褒められることが多かったのですが
先生にいじめられている後輩を見て
イヤな気持ちになっていたようです
この気持ちはキリオも
よ~くわかります
自分が褒められても
他の仲間が貶されていると
ホンットにイヤな気分になりますよね
そうなんです
自分の順位が良くても
他の人が叱られていると
しんどいです
人心掌握術で
「褒めるときは皆の前で、叱るときは1対1で」
っていうのがありますが
ホンントこれにつきます
人の上に立つ人は
これをしっかり守ってほしいです
***
とまぁ
こんな感じでカケルのストレスが最高潮に達して
先生を殴ってしまい
部活の活動自粛。
前回の感想でも
カケルは
カッとなるとコントロールが利かなくなるタイプだなと
書きましたが
やっぱりそうだったみたいですね
自認してました。
それで
また迷惑をかける前にチームから抜けた方がいい
なんて言うカケルでしたが
みんなそんな
カケルを受け入れるわけですね
いいチームじゃないですかぁ~
キリオもいつか
こんなグループの一員になりたいです
***
今回見ていて思ったんですが
現代的な思想が出てるなぁって思いました
21世紀の日本は
民主主義 & 資本主義 な
時代だと思うんですが
これってつまり
各個人が得意なことをがんばってグループに
貢献するっていう考え方だと思うんです
つまり、多様性と他社の受容が
キーになります。
(相手のことを尊重しなくてはこういう社会は回りません)
それに対する
独裁 & 軍国主義
な時代だと
するべきことが一つあって
得意不得意に関わらず、それを全員がする
できないものは排斥する
っていう考え方なんですね
だから今回の13話だと
カケルの高校が旧来型の思想のメタファーで
今の寛政大学が現代思想にあたり、対比していることになります。
こういう点で
一つの考え方を押し付けないことや
過去の過ちを許すこと(失敗を気にしすぎるのは独裁下の特徴)
などは
現代的な思想が強く出ているなと思いました。
最近の人は
新聞や学術書をあまり読まず
軟派なものばかり吸収していて
日本の将来が心配だという人を偶に見かけますが
13話を見て
アニメだってこういう思想の影響を受けて作られているのですから
全然問題ないと思いました。
「甘すぎる」とか「現実はそうじゃない」なんて言われそうですが
それがなんだというんでしょうか
時代と共に支配的な思想は大きく変わっていきます
今の日本はその過渡期なのではないでしょうか
キリオは新しい時代に早く来てほしいので
寛政大学型の考え方で生きていこうと思います。
***
チームの結束力が今までに増して
固くなった寛政大学
次回はどんなドラマを見せてくれるのでしょうか
期待大です
今回も読んでいただき
ありがとうございます
また見てくださいね~