キリオの日記

勇気と博愛、そして希望を胸に満帆、感謝と幸福を感じながら生きることを今、ここに誓います

林先生が驚く初耳学1月6日の高学歴ニート回 感想

2019年1月6日の

林先生が驚く初耳学の中のコーナーであった

高学歴ニートへの授業の感想です。

 

バレエティ番組嫌いのキリオではありますが

初耳学は先端的で攻めているところが好きで、

毎週録画してみています。

 

今回の初耳学では

林先生が高学歴でニートの人たちに対して授業をするということで

不登校ニートからの現役大学生ニートのキリオとしては

前回の次回予告から楽しみにしていました。

 

で、実際に見てみて番組も面白かったんですが

それに加えてネットの反応も面白かったので

感想を書いてみようと思いました。

 

 

林先生のスタンスとしては

誰にも迷惑をかけていないのであればニートでも全然かまわないが、

世の中にはこういう考え方の人もいるよ

っていう感じで話していて

 

もうその時点で

「個人の意見と社会的に求められている振る舞いをわけて

 今回の仕事をしている林先生は大人だな」

って感じです。

 

 

内容としては

 

フリーライダーが社会の構成員の内で一定数を超えると

社会が崩壊する。

だから前提として

今のような快適な日本社会を維持する、住みたいなら

みんながみんなやりたいことばかりするわけにはいかないので

やりたくない仕事をする人も必要になる。

 

 

で、

やりたくないことを仕事にすることがそんなにダメなことかというと

そうじゃない。

 

やりたくなくても、できる仕事なら

困難な課題にチャレンジして成功することで

十分幸せになることができる。

 

しかも

やりたい、やりたくないっていうのは環境に左右されがちな

曖昧な基準であるのに対して

できる、できないっていうのは客観的な指標である。

 

だから、

そこまで「やりたいか、やりたくないか」に拘泥するのではなくて

「得意か不得意か」で仕事を選ぶのも

クレバーで幸せに繋がる職業選択の方法ではないか

 

ってことなんだと思います。

 

まぁやりたいことで、その才能があったら

仕事になってるからニートになんかなってないですよね。

やりたいことができないなら見切りをつけて

できることにシフトした方がいいし、

始めるなら早い方がいいってことですよね

 

 

確かにその通りだと思います。

が、それと同時に

「なんか普通やな」って感じもします。

 

キリオも高校のときニートだったんで

みんなから似たようなことを言われるわけですけど

内容自体は林先生と言っていることは変わらないように思います。

 

が、

内容は普通ですが

話し方や伝え方は全然ちがうなと思いました。

 

最初の時点で

敵ではないということもアピールしていましたし

アイヌのおじいさんの話などの具体例が盛り込まれていたのもそうですし

 

単純なメッセージを

上から押し付けるのではなく

具体例や視覚化されたマトリックスを使ったりして

伝える

 

こういうところが違うなと思いました。

 

あと林先生も昔、企業したりなんやらで

やりたいことをやろうとして失敗した、空白の三年間があったっていう

経験があるっていうのも

違う点だなと思いました。

 

話す内容自体は普通でも

どういう経験をしてきた人が

どんなふうに伝えるかで

こうも印象が変わるものなんだなと思いました。

 

最終的に高学歴ニートの人たちの中から

就職活動を始める人たちもでてきたみたいですし、

 

面白い企画だったと思います。

 

ただ、

ニートのキリオとしては

別にそこまでして会社に入りたいわけではないし

齧るスネがなくなるまで齧って

なくなってから働くなり、社会保障受けるなり、それでも立ち行かなくなったら

自殺するなりすればいいんじゃないかなとも思いますけどね

 

 

で、もう一つ面白かったのが

ネットの反応です。

高学歴ニートがトレンド入りしていたらしく

残っているツイートをザーッと見たんですが

 

意外と

高学歴ニートに対して否定的な意見が多いな

って思いました

 

自分勝手だとか生理的に受け付けないとか

勉強はできても頭わるすぎるとか

 

周りの人が優しすぎて

全然気付きませんでしたが

社会の目から見るとニートって結構嫌われてたんですね

 

キリオは

王族貴族、不労所得者や高等遊民からニートまで

働かずに悠々自適に暮らしている人はカッコいいな、ラクそうでいいなくらいにしか

思っていなかったんですが

まさか(過激になりがちなネットとはいえ)

ここまで嫌われる存在だったとは思いもしませんでした

 

すごい新鮮なことを知れてよかったです。

 

 

それと同時に税金を納めている人たちへの感謝・尊敬の気持ちも

湧いてきました

 

小学校のころは大人が税金なんか納めるせいで

毎日学校なんか行かんなあかん…

みんな税金なんか払わんでくれ

なんて思うことがたまにありましたが

社会人経験のないキリオでもこうして楽しく生きていられるのは

税金を納めている立派な大人が沢山いるからなんだなとも思いました

 

電車に揺られながら、居酒屋で愚痴を言いながらも働いている人たちって

すごい立派で感謝すべき人たちだったんだなと思えました。

 

今回の初耳学は身近な話題だったこともあり

いろいろと思わされる回でしたし

今回の企画も面白かったです。

 

働き始めるときには

できることを仕事にしようとおもいます

 

今度は

「大学の授業に出ても後ろの方で騒いでばかりで迷惑な学生に授業」

とかあったら

じっくりとみてみたいです