キリオの日記

勇気と博愛、そして希望を胸に満帆、感謝と幸福を感じながら生きることを今、ここに誓います

ハグプリ46話 感想

ハグプリ46話

『クライ、ふたたび!永遠に咲く理想のはな』

の感想です。

 

内容は

お正月を楽しむパート

はなとクライの関係の深堀

プリキュアとクライの最終戦の始まりです。

 

 

お正月パートでは

元クライアス社員をはじめ、はなのおばあちゃんやその友達の

ヨネさん(腕がムキムキの人)らが、

お正月のお仕事をしていました。

 

ここでもパップルさんたちは

新しい仕事のための軍資金を集めようとしていたみたいなので

このお正月のお餅付きも

お仕事としてやっているようでした。

 

仕事がテーマで

それを肯定的に描くハグプリらしいなぁと思いました。

楽しく仕事をするっていうのをイメージしやすくて、

わかりやすいのがハグプリのいいところだと思います。

 

チャラリートの知名度・人気度も上がってきていたようなので

彼もまた、大変なことを乗り越えつつ

楽しく仕事を続けているようです。

 

キリオは大変恥ずかしながら

お正月休みなんて意味ないし、コンスタントに働き続けて

各自、任意のタイミングで休みを取るシステムにすべきなんて

考えていましたが

今回の話を見ていると

お正月休みもアリだなぁと思うようになりました。

 

地域の人や友達ら家族らと

集まって過ごすということは

やはり一斉の休みがないと難しいことだし、

みんなが一斉に休んでいる行事だからこそ

そこに目をつけて進んで働く人もいるんだなっていうことが

ようやくわかりました。

 

 

さて、

クライとはなちゃんの関係ですが

やっぱりか~って感じですねぇ

 

ジョージクレジットで登場しているときから

はなちゃんはクライと良い感じでしたし

何かの資料ではなちゃんはジョージに淡い恋心を抱いているというのも

見た気がします。

 

そして、はなちゃんの夢である

すっごいイケてるお姉さんになるという

未来志向の夢と

 

時間を止めようとしているクライも

わざわざ、はなちゃんとコンタクトを何度も取ろうとしたり、

はなちゃんの時代について矢鱈細かく書かれた本を

持っていたりなど

はなちゃんに拘っていたこととから

 

二人は未来では知り合い、それも深い仲だったのでは?と

思っていましたがアニメ本編の間で出てきてよかったです。

(そもそも関係ないかもだし、あってもアニメで取り扱わないかもしれないし、小説版で補完という可能性もあったし)

 

 

はなちゃんは将来、なにか大変なことになってしまうのかも

しれません。

それでも未来を信じることができるのかっていう構図なのでしょうが

さすがハグプリですねぇ

 

人が未来志向になれなくなる原因って

いろいろとあるんでしょうが

その中でも特に大きいのが

「未来は今より良くなることは決してない」

と思ってしまうことだと思うんです。

 

だったら上を目指すより現状維持でいいやとか

少しでも今あるものを守ろうと保守保身に走ったりとか

になると思いますし、

実際、デフレが続いてがんばっても賃金が上がらないことが多い

日本ではそういう風になっている人が多いんじゃないでしょうか。

 

職業で

公務員が人気なのも安定志向や保守的な空気感がにじみ出ているように

思います。

 

そんな中でも

特に絶望させられることは

今自分ががんばっていることが理由で将来不幸になるということを

未来から来た自分の知り合いに言われることだと思います。

 

キリオは筋トレやランニングを頑張っているんですが

未来からやってきた将来の恋人ないし結婚相手に

「キリオくん、トレーニングが原因で体内の活性酸素が増えすぎて死んじゃうよ」

とか言われたら

「えぇ… じゃあ、トレーニングとか苦しいだけで、やらんほうがええやん」

ってなってしまうと思います。

 

はなちゃんの場合

ましてやプリキュアの戦い。希望の戦い。

時に命の危険や皆を巻き込むことにもなる責任重大の戦い。

そういう事実を突きつけられても

未来を信じ続けることができるのか。

ということなんですねぇ。

 

 

でもまぁホント。

冒頭のドラクロワの絵もそうですが

人類の歴史、特に民衆や女性といった社会的弱者の歴史は

理不尽の中にあって希望を失わず

立ち上がりつづけた歴史です。

 

少子高齢化ブラック企業、閉塞感、コミュニケーションの減少、

さまざまな社会問題に囲まれ

僕たち若者はどこか人任せ、倦怠的になってしまっているのかもしれません。

難関資格を取ったところで、タイプライターや港の作業員のように

新技術の登場で、いずれAIに取って代わられる。

 

が!!!

 

それでも、そんなときだからこそ

明日を信じることが大切なのではないでしょうか

 

AIにだって一方的に仕事を取られてしまうとは限りません。

えみるちゃんとルールーちゃんのように

お互いに助け合って活動することだってできるかもしれません。

 

数学者だってコンピュータの登場で

シミュレーションができるようになって

便利になったと思っているはずで、

計算する仕事がコンピュータに取られてもた…ちくしょう…

とは思っていないはずです。

 

明日はきっとよくなる。

だからこそがんばろう。そう思える46話でした。

 

 

次回はリストルとビシン君と戦うことになるみたいですね

元クライアス社員が助けてくれるみたいですが

ダイガンさんの活躍がちょっぴり楽しみです。

 

果たして5分で終わらせてくれるのでしょうか